2016年6月29日 加藤 博司
日本共産党中央区議会議員団を代表して、「議案第46号 中央区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例」について反対意見を述べます。
提案されている本条例改定案は「保育所等を4階以上の階に設ける小規模保育事業等の避難用施設に、国土交通大臣の認定を受けた構造を有する付室を通じて連絡することができる屋内階段を追加する」ものです。
日本共産党区議団は、建物の4階以上に保育所を設置すること自体に反対し、2014年第三回定例会で「中央区家庭的保育事業所等の設備及び運営の基準に関する条例案」が提案されたとき、「保育施設は建物の3階以下」することを求めた修正提案を行いました。
建物の4階以上への保育所設置は、保育されている子どもが乳幼児であることから、火災発生や地震発生などの緊急時に、限られた人数の職員で安全に避難することが困難で危険です。
今回の条例提案は、保育所の「設備運営基準」を、規制緩和し、4階以上の高層階への保育施設設置をさらに押し進めるものであり、認めることはできません。
以上の理由により、日本共産党中央区議会議員団は「議案第46号」に反対します。